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234
答234 三つの本に共通地図測量関係の用語は、「三角点」と「地形図」でした。そのほかには、「これからはじめる山歩き」では海抜、高度計、コンパス、GPS、等高線、登山地図、標高、標高差、「はじめてのさっぽろ山ガール」では等高線、「中高年に贈るラクラク登山術」ではGPSが載っていました。総則編ⅩⅤ問239に関連問題があります。
233
答233 レーザー機器を搭載し、測量船が調査できない浅い海域を調査するためです。飛行中にレーザー光を海底に照射し、その反射光の往復時間を計測することで、海底地形を面的に連続調査します。これにより、領海や排他的経済水域(EEZ)の基準となる「低潮線」等の調査を行うとのことです。「あおばずく」は、全長14.2m、全幅17.7m、重量4.5トン、約8億円で、今年2月に導入され、精度検証や訓練をし、6月下旬から佐渡島などで測量業務にあたっているとのことです。海上保安庁のホームページに測量方法の概念図が載っていました。
232
答232 海から最も遠い駅は、新潟県糸魚川市の海から112.77㎞の長野県佐久穂町にあるJR小海線の海瀬駅(地理院地図の下部)です。なお2番目は神奈川県小田原市から112.05㎞の群馬県富岡市にある上信電鉄上信線の南蛇井(なんじゃい)駅、3番目は1番目と同じ佐久穂町の羽黒下駅(地理院地図の上部)とのことです。調査したのは長野県公共嘱託登記土地家屋調査士協会でした。
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答231 「サライ」に書かれていた7つの信念は、1,几帳面と根気、さらに正直な「実直な性格」、2,延べ10数人の内弟子を育てた「次代への教育」、3,全国測量をやり遂げるという「強い使命感」、4,家産を大幅に増やすとともに、私財を吐き出し被災民を救済するなどの「優れた金銭感覚」、5,測量先の食事は一汁一菜、酒は無用などの野菜食が基本、6,天文学者の高橋至時や3人目の妻ノブの父で伊達家の藩医の桑原隆朝、伊達家出身の若年寄堀田正敦などの「人脈を活かす」、7,忠敬の日記は測量関係のみだが、旅先からは子供たちによく便りを送るなど「公私の区別」でした。
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答230 362mの峰と320mの峰があり、同じでした。中国の地図には峰はその二つしか表示されていませんでしたが、地理院地図には258mの峰のほか、7点標高点が表示されていました。朝日新聞の副タイトルには、「衛星利用 領有権アピールか」とあり、3月に日本の環境省が衛星画像分析による尖閣諸島のアホウドリの繁殖調査を公表しており、対抗処置の可能性もある、とも掲載されていました。なお中国では「釣魚島」となっています。4月27日の読売新聞にも同様の記事がありました。
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答229 ①災害ごとに確認、②目に見えない危険を教えてくれる、③役所や役場で入手可能 各自治体のホームページでも確認できる、④避難場所や避難経路も確認、⑤よく通う場所なども確認、⑥紙で持っておく、の6ポイントでした。①については、地震、洪水、土砂災害などを挙げ、災害ごとに危険が異なることを強調していました。②については、東京渋谷は、浸水しやすい地形であり、川もふたをされ見えなくなっていることが紹介されていました。③については、ゲストの照英さんの出身地である埼玉県鴻巣市の洪水ハザードマップが紹介され、④の避難経路等の確認をしていました。⑤では学校や買い物などで行くところの確認の必要性が強調されました。⑥では大雨など災害が迫ると自治体にアクセスが集中し、ハザードマップが見れない恐れがあるので、普段確認しておくとともに、紙で持っておくことも必要とされていました。またハザードマップについて、「科学の力で検証された予言書」とも言っており、2018年に起きた西日本豪雨で、岡山県倉敷市の洪水氾濫域が、洪水ハザードマップの浸水域とほぼ一致されていることが紹介されていました。
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答228 第一学習社の教科書には、①東京が位置する「北緯35度を旅しよう」と題して、クレタ島の宮殿、世界第2位の高峰、「K2」、黄河流域のダムなどの写真を地図に記入し、東京の位置を確認する、②「国家が作成する地形図もウソをつく」と題して戦争中、敵国に知られたくない軍事施設の情報を隠すため、地図を修正した例を示していました。実教出版では、③神奈川県逗子市のハザードマップで3本の避難ルートを示し、階段がないルート、階段が1カ所のルート、2カ所のルートがあり、車いすの祖母と避難する場合どのルートが良いかを考えるなど、知識を具体的な場面で活用できるようにしているとのことです。
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答227 ”国土地理院が近年公開している立体地図”と言っていました。航空写真では単なる森ですが、立体的にみると前方円墳の形である「かぎ穴」の形状浮かび上がり、今までに9カ所見つけられたそうです。また立ち入れない古墳については、レーザー航空測量によって、細かな形状が把握でき、奈良盆地の卑弥呼の墓ともいわれている箸墓古墳の例が放映されました。これにより、今までわからなかった詳細な形が立体的に明らかになりました。
226
答226 7位は沖縄島、8位は佐渡島、9位は奄美大島、10位は対馬でした。国土地理院のホームページから
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答225 測量用航空機「くにかぜ」撮影チームでした。国土地理院のホームページで調べると、”「くにかぜ撮影チーム」は、昭和35年から60年間にわたり、我が国の基本図の作成・更新や災害発生時の被害状況の把握等に不可欠な空中写真を国土のすみずみまで撮影してきた。”ことが評価されたとありました。なお現在の「くにかぜ」は3代目となっています。国土地理院のホームページから
224
答224 質問は画像の11点で、答は、「粘土板」、「等高線」、「縮尺」、「経線」、「国土地理院」、「人工衛星が出す電波」、「小中学校」、「海図」、「ハザードマップ」、「伊能忠敬」、「三角点」でした。なお「人工衛星が出す電波」の説明では、”GPSと呼ばれる仕組みだね”とも書かれていました。
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答223 ①「地球を20万分の1にした地図」として、野外にある大きな地球儀的な地図に登っていました。②世界一古い「べハイムの地球儀」のレプリカで、日本も書かれており、富士山らしき山も書かれていることが紹介されていました。③「地図を書く機械」として、40年前まで使っていたアナログ図化機で、実際にハンドルを動かして空中写真から地図を書いていました。④「大日本道中細見記」という江戸時代の旅行ガイドブックで、地域の名所やお土産まで書かれていました。全国なので、長さ9mにもなっていました。⑤関東の伊能図中図で、明治初期に模写されたもので、原本(明治初期消失)と同じ大きさだそうです。⑥最後に部外者は入れないところで、国土地理院の心臓部ということで地図の修正を行っているところでした。これらの紹介のあと、今最も変化が大きく、5年間に面積が10倍になったところとして東京都の西ノ島が紹介され、そのための地図の基準となるポイント(三角点)の設置のため、実際に職員が島に行き、島の環境維持のため海水で身体を洗浄してから上陸したことも紹介されていました。
222
答222 ②樺太北部周辺を支配しているのは、どこの国かを調査する、③どんな民族がどのような暮らしをしているか調査する、でした。②に関しては、特に支配している国はなく、清(しん)がアムール川下流域に通商に来ていて、樺太からも物々交換に出かけている程度で、ロシアの影響はなかったことが放映されていました。③に関しては、樺太南部は北海道と同じアイヌ民族であることはわかっていましたが、調査の結果北部は「ニヴフ」という民族で、女尊男卑で、鮭の皮を貼り合わせた衣服を身に着けたり、赤ん坊をブランコのようなものに立たせてあやしていることが放映されていました。間宮林蔵は、3つの使命以外に、測量しながら探検をしており、樺太の地図を作成していました。
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答221 Google Earthでわかりやすく解説できるとして、製鉄所は、空から赤(鉄鉱石)、黒(石炭)、白(石灰岩)があることでわかり、島と陸地を結ぶ砂州であるトンボロも、いろんな形態を空からの画像で説明していました。またAR地形模型というスマホやタブレットで目の前に立体地形模型を表示できるソフトを使って、河岸段丘のほか新幹線のルートなどを司会のタモリと一緒に分かりやすく説明していました。
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答220 この航跡は、航空写真撮影の航路のイメージで、固定資産税調査のため、家屋等の実態を調査するための撮影で、特定の地域を隙間なく撮影しています。固定資産への課税は、毎年1月1日の所有者にかけられることから、元日(実際には天候により変動がありますが)に撮影が行われてきています。市町村が行う場合が多いことから、公共測量の国土地理院への届け出が少しづつ増えており、2019年度は310件出されていることも掲載されていました。なお3年ごとに増減があることから、毎年より、3年ごとに撮影を行っている市町村が多いこともわかります。
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答219 ①正本・・・現在ありませんが、中間段階で幕府に提出された可能性があるので、今後見つかる可能性があるとのことです。②副本・・・針穴があって、正本に準じて作成され、完成度が旧伊能家控図(現在は伊能忠敬記念館所蔵)と同等以上の図で、東京国立博物館、徳島大学図書館の中図などが該当します。③写本・・・江戸時代に手書きで模写された図で、東京都立中央図書館、神戸市立博物館の小図のすばらしいのから、粗末な模写図まであります。④稿本・・・副本と同じ方法で作成されたが、完成されなかった図で、京都大学図書館の伊能諸図、松浦史料博物館の図などがあります。⑤模写本・・・明治以降、手書きで模写された図で、国立国会図書館蔵伊能大図、アメリカ議会図書館蔵伊能大図、日本学士院蔵伊能中図、海上保安庁海洋情報部伊能大図などです。⑥複製本・・・機械的に手法で複製された図をいいます。伊能図は、主に手書きで写されてきたことから、図により表示内容が少し異なっており、種類がたくさんあるほか、分類も複雑になっています。
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答218 交会法は、約六万カ所記載されているとのことで、富士山は、各地からよく見えるため最も多く、196ケ所記録されているとのことです。中図の富士山には、そのうち40本近く(中図により37本、38本、39本の3種あります)の方位線が記されているとのことです。最遠は北東の栃木県那須町で、西は三重県阿児町の国府中(こうなか)の浜だそうです。天体観測は、全測量日数3,754日のうち、1,404日行われ、最も頻度が高かったのは、北極星をはじめとした恒星の南中高度の測定で、次は太陽の南中観測で、ともに緯度を測るためです。また日食・月食は13回、木星の衛星の食現象は11回とそれほど多くはありませんが、経度を知るための観測です。国土地理院のホームページから
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答217 鳥瞰図絵師村松昭さんが、自分で描いている鳥瞰図を売っている店でした。鳥瞰図は2万5千分の1地形図を持って現地に行き、スケッチなどして描いているとのことでした。鳥瞰図絵師としては、大正から昭和にかけて活躍された吉田初三郎が有名ですが、村松さんも数多く描いていました。高田純次は、多摩川を上流から下流まで分割して描いて本にしている「日本の川たま川」を1,540円で購入していました。店はJR武蔵野線「府中本町駅」の近くです。
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