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総則編ⅩⅢ 答199~答216

答216 疑問1に対しては、天文方に弟子入りした時には、佐原にいるときから江戸の住む娘婿に暦や日食や月食の本の購入を依頼しているなど、すでに暦や天文学の知識を身に着けていたこと、疑問2に対しては、天明の飢饉等の時に、村人に施し等を与えて救ったことなどから、村人たちから感謝され、村人等が幕府に苗字帯刀の願いを行った箱訴で忠敬の信用が高まったこと、疑問3に対しては、佐原を流れる利根川の洪水防御のための堤防の測量を行い、地図作りを行ってきたこと、疑問4に対しては、忠敬が婿入りして10年後、幕府から佐原に対し、海運業を続けたければ「河岸問屋運送の証拠」を出せ、と無理難題が課せられたが、忠敬は伊能家に残っていた元禄14年(1701年)の運送手形を見つけだし、佐原を救うことができたから、記録を残すことの大事さを知ったこと、疑問5に対しては、浅間山の大噴火の後コメが不足するとみて関西からコメを大量に買い入れ、江戸で販売し莫大な資金を得るなど商才にたけており、隠居時には3万両現在のお金にして40億円以上の資産があり、隠居料も膨大にあったとのこととして、疑問5まではまとめられていました。ただ疑問6の”なぜ幕府は忠敬ひとりに任せた?”に対しては、①役人の通例として、失敗した場合その人に責任を取らせればよい、②一人に任せた方がその人の行動をコントロールできる、③幕府は各藩の地理情報を欲していたことなど、ゲストコメンテータ3人によってそれぞれの理由が挙げられていました。
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答215 樺太探検の時は「樺太測量王!」になるぞ、として出発し、最も狭いところを過ぎたナニオー(ソクリョウオーかな?)まで到達しました。その後伊能忠敬が、蝦夷は南側の海岸線しか測量できていなかったので、「北蝦夷測量王!」になるぞとして、残りの北蝦夷の測量をし、日本地図の完成に貢献していたことが放映されていました。なお第1回の樺太探検は、松田伝十郎が隊長で間宮林蔵とアイヌの案内人とで調査しましたが、途中までしか行けず、”たぶん島”との報告だったことも放映されていました。
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答214 地球儀でした。新聞のタイトルは、「家で世界一周!?地球儀ブーム」で、副タイトルは、「学べる”文具” 業界の「希望の星」となるか」でした。売れ行き好調なのは、地球上のリアルタイムの気象現象などを楽しめるハイテク製品や、音声で各国を学べる知育タイプで、売り切れも出ているとのことです。画像は、直径15㎝のハイテク地球儀「ほぼ日のアースポール」朝日新聞デジタルから
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答213 正解は地球儀でした。正解の後、「地球儀おまけ知識」として、地球儀上で例えばドイツの国に付属のペンを当てると音声で、”ドイツは・・・”とか、現在の地球の気候が判る機能を持ったものも紹介されていました。なお途中、回答者は「ボール」とか「辞書」とも答えていました。
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答212 2020年8月30日放映の①鹿児島県南さつま市にあるスズメ北小島は、地理院地図でスズメ北小島との注記があるが、船で調査したところ実際には海面上には存在しないこと、11月8日放映の②北アルプスの奥穂高岳は、最新のGPS 測量による測量結果で、約1m高かったことから、単独3位の山となること、11月15日放映の③台東区浅草にある待乳山(まつちやま)は、東京都23区内で山の注記として唯一ある愛宕山より低い自然の山のGPS測量の結果から、9.990mと最も低かったことの3点について、国土地理院にそれぞれ申請したところ、すべて検討するとの答えでした。なお2020年11月21日現在地理院地図は修正はされていません。
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答211 大日本沿海輿地全図を作るための測量日数は、第1次では180日、第10次までに合計3,754日かかっていました。最も長かったのは第8次の914日でした。「もっと地図への理解を深めよう!」で紹介されていたところは、千葉県香取市にある「伊能忠敬記念館」、秋田県にかほ市にある「白瀬南極探検隊記念館」、長崎市にある「シーボルト記念館」、茨城県つくば市にある「地図と測量の科学館」それに福岡県北九州市にある「ゼンリン地図の資料館」でした。画像はそれぞれのホームページからで、画像をクリックすると、その場所の地理院地図が開きます。
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答210 熊本県阿蘇市にあり、日本測地系で北緯33度、東経131度の地点に建っています。ここは2002年日本測地系が世界測地系に移行するまで、九州の大部分を含む座標系(平面直角座標系第Ⅱ系)の中心でした。熊本県土地家屋調査士会は、この原点の位置が約400m南東に移動することになることから、また2000年10月は土地家屋調査士制度制定50周年でもあることから、永い間「地図の源」となっていた旧原点に、記念の碑を設置したとのことです。熊本県土地家屋調査士会のホームページから
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答209 市原市でした。新聞では市原市の災害対策本部で使用する住宅地図5セット、通常使う広域地図5部などが、ゼンリンの東京第二支社から無償貸与されるとのことです。もちろん毎年更新されます。市原市のホームページでは、「など」は「ZNET TOWN」のIDの無償の貸与であることが判りました。なを市原市のホームページでは、5名が載った画像が載っており、左から2番目が市長で、真ん中が支社長でした。
 


 
 
 
 
答208 図書館は、大阪府立中之島図書館と大阪市立中央図書館でした。大阪府立図書館には、”名建築の中で古地図と向き合える喜び”がサブタイトルに、大阪市立図書館には、”大阪の古地図なら、まずここから”がサブタイトルに付けられていました。書店は、”新刊書店では関西随一の地図の品種を”のサブタイトルで、大阪市北区にある「MARUZEN&ジュンク堂書店  梅田店」、”信頼できるプロのいる老舗古書店”のサブタイトルで、大阪市中央区にある「心斎橋  中尾書店」と、”ネット古書店という手もある”のサブタイトルで、四条畷市にある「古書のゆうらく」の3店でした。
大阪府立中之島図書館.jpg
大阪市立中央図書館.png
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答207 都市化によって”見えない川”旧河道では、標高がわずかに低い、旧堤防で浸水した水が拡散しないなどから都市に潜む浸水リスクとの説明がありました。旧河道は、「治水地形分類図」に載っており、検索方法としては、国土地理院のホームページから、おもな河川沿いの地域の「治水地形分類図」が表示される説明がありました。
川崎市の浸水エリア.png
治水地形分類図検索方法.png
治水地形分類図.png
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答206 特製3大付録は、付録1として、地球儀の縮尺に合わせた長さ2ⅿの「専用メジャー」、付録2として、地球儀上で日本の大きさと比較できる15㎝×10㎝の「日本の透明シート」、付録3として、球体に沿った形で3倍に拡大して見える「筒形拡大鏡」でした。販売価格は税込み29,700円で、送料無料でした。なお販売はユーキャンでした。
三大付録.PNG
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答205 17年間で51冊でした。日記には測量の様子はもちろん、それぞれの土地で見聞きしたこと、出会った人のほか、差し入れでもらった酒や食料などもこまかく記されているとのことです。この日記も国指定の重要文化財となっています。
ポプラ社伊能日記.PNG
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答204 地図の宝庫の代表としていたのは、歴史的・文化的資料及び学術研究用として所蔵している「古地図コレクション」と、2007年に打ち上げられた月周回衛星「かぐや」のレーザー高度計で観測した月の地形データをもとに国土地理院で作成した「月の地形図」の2カ所でした。「古地図コレクション」のところでは、幕末に作成された「大日本府県名所一覧」を改訂し、1879年に刊行されたものと、富士山が描かれている伊能大図「駿河  大宮  甲斐」が掲載されていました。「月の地形図」のところでは、多くの「月の地形図」の中で、一般的な平射図法による月の地形図が掲載されていました。
大日本府県名所一覧.png
駿河 大宮 甲斐詳細.png
月の地形図.PNG
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答203 2018年10月、岡山県倉敷市の倉敷埋蔵文化財センターに勤める藤原好二さん(51)は、国土地理院がホームページで公開する測量図の一種である相生市の傾斜量図を見ていて「古墳らしきもの」に気付いたとのことです。山上に円形の台地がうっすらと浮かんでおり、正円の地形は珍しく、ほかの前方後円墳と似ていることから、古墳がある可能性を相生市教委に伝えました。市教委の現地調査の結果、山の尾根(標高76メートル)に全長47メートルの古墳が確認されました。4世紀ごろに築かれたとみられ、字(あざ)名の甲崎(こうざき)から甲崎古墳と名付けられました。相生市4例目の前方後円墳と判明し、2021年度に調査結果を報告書にまとめられるとのことです。出典は神戸新聞と書かれていました。なお傾斜量図とは、地表面の傾きの量を算出し、その大きさを白黒の濃淡で表現したもので、白いほど傾斜が緩やか、黒いほど急峻であることを意味しています。台地、段丘、山地、火山地形、地すべり、断層などの地形判読などに利用されています。真ん中の図は国土地理院のホームページからの傾斜量図に、古墳の位置を赤〇で加筆したものです。
甲崎古墳の傾斜量図.jpg
相生傾斜量図.PNG
甲崎古墳現地調査.jpg
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答202 「海図編集官」でした。駒崎さんの担当は、海上保安庁が毎週出す「水路通報」に載っている新しい桟橋ができたなどの情報を、ほかの編集官とともに、年300ほど海図を作成するとのことです。測量データをもとに、作図ソフトを使い、小さいものなら2~3時間で仕上げられるそうです。
海図編集官.PNG
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答201 「ゼンリンミュージアム」は、当初は2020年4月に開館予定でしたが、新型コロナの影響で、6月6日に開館しました。ブランクス/モレイラの日本図は、1617年に作成されていますが、伊能図より約200年、赤水図より約150年ほど前にしては、日本の形が正確になっています。(株)ゼンリンのホームページから
ゼンリンミュージアム目玉.PNG
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答200 伊能忠敬研究家の渡辺一郎さんです。伊能忠敬研究会の会長も務め、2001年には、米国議会図書館でそれまで未発見のものもあった伊能図の写し207枚を発見するなどの業績もあります。なお他の新聞にも訃報が載っていました。
渡辺一郎訃報小.png
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答199 「自然災害伝承碑」の地図記号でした。黄色の枠のところにあり、下の赤の枠のところに、自然災害伝承碑の説明と、国土地理院の伝承碑のサイトのアドレスが紹介されていました。画像をクリックすると、そのサイトにつながります。2020年6月30日国土地理院のホームページで調べると、地理院地図には、563基(47都道府県174市区町村)の自然災害伝承碑の地図記号が表示されています。
伝承碑地図記号.PNG
朝日新聞2020.6.29加筆小.png
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