答43 ①の旧日本陸軍です。右上の黒く塗りつぶしたところは現在の赤坂御所で、このような塗りつぶしは、アメリカ軍の写真でも国土地理院の写真でもあり得ないことなので、①と推定できます。上部中央に現在も残っている絵画館が写っています。 戦前の航空写真は特定の地域しか見つかっていませんが、その当時の状況を記録しており、一般財団法人日本地図センターを通じて販売されています。
答42 伊能忠敬らが実測して作成した大日本沿海輿地全図をもとに、幕府が出版した地図です。放映されたのは3枚で、”蝦夷諸島”、”山陰、山陽、南海、西海”及び”畿内、東海、東山、北陸”です。徳島大学が、阿波藩主であった蜂須賀家から、昭和28年に譲り受けたものだそうで、徳島大学のホームページでみることができます。なおその後7月21日放映の「鶴ヶ城開城」、7月28日放映の「再起への道」でも映されているとのことですが、気が付きませんでした。
答41 糸魚川市の五輪山です。ただし五輪高原に行く道は徒歩道しかありません。この山には三角点がありませんが、他の2つの五輪山の山頂にはあります。なお安芸太田町のは、”いつわやま”と読みます。 地理院地図には載っていませんが、埼玉県飯能市と岡山県真庭市にも五輪山はありました。地理院地図から
答40 「中央通り」です。ちなみに2番目は「駅前通り」、3番目は「けやき通り」、4番目は「さくら通り(桜通り)」です。全国では1万以上の愛称が道路につけられているとのことですが、言われてみればよく見かけるものであることがわかります。なお調査した愛称の中で「中央通り」の割合は1%弱です。
答39 ①特に都市部では、できるだけ表示するため簡略化や位置をずらして表示することを避け、道路や建物をより詳細に表示している、②今までの黒、茶、青の3色から多彩な色を使って表現している、③地形に陰影をつけ立体感を得やすくしている、の3点を大きな変更点としています。この新しい地形図は11月に刊行を開始し、数年かけて刊行範囲を順次広げていくとのことです。2014年11月現在246面でています。この内容は国土地理院のホームページで確認できるほか、朝日新聞の9月21日の夕刊にも掲載されています。10月24日にさらに詳細な記者発表があり、11月1日に刊行される関東と東北の10面の図名と、価格が330円に値上がりする旨などが追加されました。なお2016年3月現在多色刷りは946面出されています。 国土地理院のホームページから
答38 これは信越本線の廃線敷の一部です。熊ノ平付近は、かつては駅で、昭和41年に信号所となり、長野新幹線開通に伴い平成9年廃止されました。ここは群馬県と長野県の県境付近の群馬県側で、釜飯で有名な横川駅よりここまで廃線敷を利用した遊歩道の”アブトの道”がつながっています。この東側には昭和38年に廃線敷となった”めがね橋”と言われる我が国最大のレンガ造りのアーチ橋があり、国の重要文化財に指定されています。この旧熊ノ平駅も重要文化財として保護されるとよいのですが。 なお平成25年10月以降国土地理院の2万5千分の1地形図は様式が一変し(上記の問40参照)、新しい表現になりましたが、その時出されたこの付近の地図は修正もされており、トンネルの記号はすべてなくなり、熊の平に記念碑の記号が追加されています。ここは現在公園となっており、公園から数本のトンネルもみることができます。
答37 ここは四国電力松山太陽光発電所で、通常の火力発電所などと異なるためだと推定されます。松山太陽光発電所は、出力2042kwでそれほど大きくはありませんが、ここが1996年に設置と古いことが影響しているものと思われます。出力1万kw以上のもここ数年設置されてきていますが、2013年9月地理院地図で、主なものを調べましたが注記も発電所の記号も示されていませんでした。まだ修正されていないのかもしれません。
答36 岩手県の滝沢村です。滝沢村は県庁所在地の盛岡市の近くにあり、2012年3月末時点で54,184人と、全国の町村でも最多の人口でした。ちなみに最も人口の少ない村は、東京都の青ヶ島村で、2013年5月現在で193人でした。
答35 目黒駅と品川駅です。目黒駅は品川区上大崎2丁目に、品川駅は港区高輪3丁目にあり、共にJR山手線にあります。その他23区の名前の駅は、JR線に渋谷駅、新宿駅、中野駅、板橋駅が、西武線と都営地下鉄に練馬駅が、東急世田谷線に世田谷駅が、京成本線に江戸川駅があります。なお京成押上線に八広駅があり、この駅は平成6年までは河川の荒川の近くにあることから荒川駅という名前でしたが、荒川区とは離れていることから、紛らわしいとの地元の要望により変更されました。 また2つの区にホームがある駅は、板橋駅(一部豊島区)と新宿駅(一部渋谷区)です。